外壁に『亀裂や膨れ』が発生した時の正しい3つの対処ポイント
- 山口 学
- 2017年9月7日
- 読了時間: 3分
家の外壁はひと昔前まではモルタル仕上げが一般的でしたが、最近はサイディングでの仕上げが増えてきています。亀裂や膨らみ、塗装の劣化が無いか一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
こういった外壁まわりは、家を雨風から守ると言う重要な役割を持っています。
亀裂や膨らみ等が外壁に現れ始めたらリフォームやメンテナンスを行う時期なので、しっかりとした対処を行ってください。
今回はそういった、外壁の亀裂や膨らみのチェックや対処を行う為の3つのポイントを詳しくご紹介致します。
①外壁の亀裂が入っていた時の正しい対処法
亀裂の対処
外壁のモルタルは、どうしても時間が経ってくると亀裂が発生してしまいます。
0.2ミリ程度の本当に小さい範囲での亀裂なら、防水スプレー等を吹きかける程度で簡単に対処を行う事が出来ます。
それよりも大きい場合には、コーキングで補修を行うか、外壁の塗装自体が必要になるケースも有るのでリフォーム店などに一度チェックしてもらいましょう。
訪問販売の業者などに安易に依頼されると失敗するので注意してください。
②外壁の膨れが有る時のチェック方法と適切な対処
外壁膨れの対処
モルタル壁の場合に絶対注意したい点としては「外壁面に違和感の有る膨れ」が無いかどうかです。
外壁を横から見た時に波打った様に見えるなら、早急な対処が必要な事が多いです。
こういう時には、該当箇所を固い棒などで叩いてみて下さい。正常であればコンコンと乾いた音がするはずですが、ボコボコとした様な音の場合には水分が侵入してしまっています。
下地からモルタル自体が剥離しており、雨漏れやシロアリなどの発生が考えられますのでリフォーム業者に一度チェックしてもらいましょう。
基本的にこうなってしまった場合には、足場をしっかりかけての本格的なリフォーム工事が必要になってきます。しっかりとした業者に修繕を依頼しましょう。
③サイディングの外壁劣化のサインと対処ポイント
サイディングの劣化
サイディングの外壁の場合には、その種別によって確認すべき点が変わってきます。
乾式のサイディングを使用しているお宅の場合は、継ぎ目の釘が浮いてないか、塗装の剥がれが無いのかを確認します。
金属系のサイディングを使用している場合ならば、錆が発生してしまっていないか。
セメント系のサイディングの場合にはコーキングが欠落してしまってないかを確認しましょう。
外壁部分を手でこすってみて白い粉が手に付く様であれば、塗装の効果がなくなってしまっている状況です。適当にサイディングを押してみてベコベコする様で有れば、内壁とサイディングの密着が甘いので注意が必要ですよ。
外壁部分の膨れや亀裂などの補修やメンテナンスは、お近くの信頼できる会社に依頼すべきです。
塗装を行うのが多くの現象をカバーするメンテナンスなのですが、塗装は職人さんの腕により結果が大きく変わってきます。訪問販売等の適当なリフォーム店にこういうお仕事を依頼すると、散々たる結果になる事もしばしばです。
必ず、ご自身が納得のいく外壁リフォームが得意な会社にメンテナンスしてもらってください。
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