外壁のひび割れの放置は厳禁!発生原因とケース別補修ポイント
- 山口 学
- 2017年9月28日
- 読了時間: 3分
外壁にひび割れが発生していないか定期的に確認する様にしよう
ひび割れの点検
ひび割れを発見したのであれば、写真などで記録に残して置けばひび割れが成長してしまっているのかなどを確認する事も出来ます。
大きいひびや基礎の同じ位置に多数の物が確認された場合には、建物自体の強度不足という事も考えられますので、その際にはしっかりとしたリフォーム店に確認してもらう様にしましょう。
今回はそういった、外壁のひび割れで多い原因やケース別の対処ポイントを詳しくご案内して行きます。
壁全体に無数のひびが入ってしまっている時の原因と直し方
無数のひび
外壁全体に無数のひびが確認出来る時には、外壁材の劣化や下地のあばれ、ラス下地の問題、モルタル塗りの際の施工不良等が原因として考えられます。
その他にも地震や大型車両の通行などで建物が振動した時の様な、外的要因からもこう言う症状は出る事もございます。
無数に入っている外壁のひびを補修するポイント
では外壁に入った無数のひびはどう直せば良いのか?
一般的には、しっかりと下地材から塗り直しを行います。この際には3回以上塗り作業を行うのがベストです。
これ以上の回数を塗るとセールスする業者もいますが、下手な所に何回塗られようが意味がありません。技術力の高い業者の3回塗りを受けるのがベストです。
また、使用される塗料については出来れば弾性塗料などを使うのがひびには有効です。
サッシまわりの外壁にひびが確認できる場合の原因
窓からのひび
モルタルの外壁においては、材質の性能上窓などの開口部の周囲(特にサッシの四隅)から伸びていくひびを確認される事が多いです。
単純に外壁の劣化も考えられますが、新築で施工を行った時に、サッシの四隅にラスの補強がされていなかったり、ステップルの不足などが原因として挙げられます。
放置を行ってしまうとひびが大きくなり、水が建物内部に入り易くなってしまいますので、重点的にサッシまわりの外壁はチェックする事がおすすめです。
窓やサッシまわりの外壁クラックを補修する際のポイント
部分的なひび等比較的小さい物の場合
細かいひびや、部分的なひびが確認される時には塗り替え工事を行うだけで問題有りません。
けれども、まだ塗り替えの予定がない場合や外壁自体の劣化が見られない場合には、下記の様な補修方法もあります。
①マスキングテープ、雑巾や刷毛、ヘラ、コーキング、プライマーを用意します。
②ひびの周りの汚れを雑巾等でキレイに落とし、マスキングテープをひびの両脇に1ミリ程感覚を空けて貼ります
③シーラーを塗り、コーキングでひびを埋めてヘラで平らにします。
この流れで処置をすれば当面は問題有りません。
ひびが大きい場合の対処法
外壁のひびが大きく開いてしまっている場合には、下地の補強がきちんと出来ていない恐れがあります。なので表面だけの補修を行っても、時間が経てばまた同じ場所にひびが確認される事も有ります。
大きいひびを確認出来た時には自分で無理に補修は行わず、リフォーム店にチェックをお願いする様にしましょう。
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