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外壁塗装の価格交渉

  • 山口 学
  • 2016年8月20日
  • 読了時間: 5分

リフォーム工事をご検討中のあなたに、アドバイスをさせて頂きます!

「見積書はできるだけ3社はとりましょう!」

その理由は「同じ内容の工事であっても見積金額は各社違うから」です。

施工業者によって見積額が高い・安いが必ずあります。

見積書の実態

見積書の内容を大まかに区分すると

「材料費」「労務費」「経費」から構成されますが

■材料費について

同じ部材を使う工事でも施工会社によって材料費の見積額は異なります。

(会社の規模が)大きい施工会社ほど仕入れ量が多いため、仕入れ値が安くなる傾向にあります。

(会社の規模が)小さい施工会社はその逆の傾向があります。

それなら、大きい施工会社ほど材料費が安いかというと、単純にそうとも言い切れません。

それは、「見積書の材料費=仕入れ値」ではないからです。

どこの施工会社でも、材料の定価の範囲以内で仕入れ値に上乗せし、見積書に記載します。

<例>材料の定価が50万円の場合

・大きい施工会社

 仕入れ値30万円+上乗せ10万円=見積書の材料費40万円

・小さい施工会社

 仕入れ値35万円+上乗せ3万円=見積書の材料費38万円

このように小さい施工会社の方が見積書の材料費が安い場合もあります。

各社の仕入れ値が異なる上に、上乗せもするわけですから、

材料費が高い施工業者・安い施工業者があって当然なのです。

■労務費について

工事内容によって何人の作業員が必要かという基準(目安)はだいたい決まっていますが、

各社がその基準に基づいて見積もりをするとは限りません。

各社の過去に施工実績などから、必要な作業員の人数を決めることも多々あります。

また施工会社によって作業員の単価が違いますので、

施工会社によって労務費の見積額には差が生じます。

■経費について

経費は本社経費(会社運営のための経費)や現場経費(工事を施工するにあたり必要な経費)があり、

経費については、材料費や人件費に対して○%という基準がありますが、

その基準通りに見積もってくれるとも限りません。

施工会社の利益を、経費に加算して、経費を多めに見積書に計上する

ということはよくある話です。

ですので、材料費・労務費同様、経費の見積額も各社違いが出ます。

■余談(値引き対策!?)

見積をした後でお客さんから、

「少し安くなりませんか?」と値引きをお願いされることがあるので、

先に値引き分を見越して見積書に上乗せしている業者が世の中に多数います。

値引きをしてあげれば、「お客さんが得した気分になって工事を依頼する」

これが業者の狙いです。

しかし、元々は上乗せ分を引いているだけですから「得」してるわけではありません!

得したように見えて、ホントは正規の見積金額になっただけです。

こういった業者もいるので、工事を依頼する前に値引き交渉は必ずした方がいいです。リフォーム工事をご検討中のあなたに、アドバイスをさせて頂きます! 「見積書はできるだけたくさんの施工会社から取り寄せた方が良いです!」 その理由は「同じ内容の工事であっても見積金額は各社違うから」です。施工業者によって見積額が高い・安いが必ずあります。 これからその理由についてお話しさせていただきますね。 見積書の実態 見積書の内容を大まかに区分すると「材料費」「労務費」「経費」から構成されますが

■材料費について同じ部材を使う工事でも施工会社によって材料費の見積額は異なります。 (会社の規模が)大きい施工会社ほど仕入れ量が多いため、仕入れ値が安くなる傾向にあります。 (会社の規模が)小さい施工会社はその逆の傾向があります。 それなら、大きい施工会社ほど材料費が安いかというと、単純にそうとも言い切れません。それは、「見積書の材料費=仕入れ値」ではないからです。どこの施工会社でも、材料の定価の範囲以内で仕入れ値に上乗せし、見積書に記載します。 <例>材料の定価が50万円の場合・大きい施工会社 仕入れ値30万円+上乗せ10万円=見積書の材料費40万円・小さい施工会社 仕入れ値35万円+上乗せ3万円=見積書の材料費38万円 このように小さい施工会社の方が見積書の材料費が安い場合もあります。 各社の仕入れ値が異なる上に、上乗せもするわけですから、 材料費が高い施工業者・安い施工業者があって当然なのです。

■労務費について工事内容によって何人の作業員が必要かという基準(目安)はだいたい決まっていますが、 各社がその基準に基づいて見積もりをするとは限りません。 各社の過去に施工実績などから、必要な作業員の人数を決めることも多々あります。また施工会社によって作業員の単価が違いますので、 施工会社によって労務費の見積額には差が生じます。

■経費について経費は本社経費(会社運営のための経費)や現場経費(工事を施工するにあたり必要な経費)があり、 経費については、材料費や人件費に対して○%という基準がありますが、その基準通りに見積もってくれるとも限りません。 施工会社の利益を、経費に加算して、経費を多めに見積書に計上する ということはよくある話です。 ですので、材料費・労務費同様、経費の見積額も各社違いが出ます。 ■余談(値引き対策!?) 見積をした後でお客さんから、 「少し安くなりませんか?」と値引きをお願いされることがあるので、 先に値引き分を見越して見積書に上乗せしている業者が世の中に多数います。 値引きをしてあげれば、「お客さんが得した気分になって工事を依頼する」これが業者の狙いです。 しかし、元々は上乗せ分を引いているだけですから「得」してるわけではありません! 得したように見えて、ホントは正規の見積金額になっただけです。 こういった業者もいるので、工事を依頼する前に値引き交渉は必ずした方がいいです。

 
 
 

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