住宅外壁 千葉|激安外壁塗装業者 千葉県 住宅の外壁塗装格安なら外壁塗装専門館のCUBEペイント

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外壁塗装専門館 千葉
CUBE ペイント

当社では、他社塗装会社が行う、無料(失敗しない)小冊子プレゼントという名目での顧客情報収集を行っておりません。本当のことを知っていただき、認めていただければ当社にお任せしていただける自信があるからです。
訪問販売やぼったくりの多い外壁塗装で後悔することないように情報を公開しております。少し長くなりますが、ご興味があれば、ぜひお読みください。
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悪徳営業マンの嘘とほんとがわかります
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セールスマンに会わずして専門的知識を得ることができます
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あなたの外装リフォームにお家にあわせた予算を知ることができます
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実際のお見積をお見せします。
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お客様のお声をお届けいたします。
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外装リフォームのタイミングがわかります。
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外装リフォームの適正価格がわかります。
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外装リフォームの下地処理から仕上げまでを分かりやすく説明します。
このレポートは外壁・屋根および木部・の木浦・鉄部などの塗り替え工事を中心としたノウハウをお教えいたします。
なるべく一般の人が疑問に思っていることを、分かりやすくご説明したつもりです。
工法や工程はもちろんのこと、悪質な訪問販売のウソとホント、適正価格にいたるまで、包み隠さずお教えします。
私は、リフォームは10年に一度、あるいは15〜20年に一度の買い物だと考えています。言葉を変えれば、“最低10年は持たさなければならない”ということです。
「こういう工法でこんな価格でリフォームすれば、10年以上は大丈夫だな」と思っていただけるような内容にしております。
もしリフォームを今後お考えでしたら、ご参考にしてください。また、その際よろしければ私も見積の土俵にあげていただければ幸いです。
ところで、あなたはリフォームについて、どのくらいの知識を持っていらっしゃいますか? あるいは信頼のおける業者の方をご存知ですか?
以上のことに自信をお持ちでしたら、私の出る幕やこのレポートは必要ありません。
もしそうでなければ…
ではそろそろ本文に入ってまいりますが、まぁ肩の力を抜いて、暇なときに少しずつ読み進めていってください。
1. あなたとの垣根
「お隣のお家は、120万円かかったんだって」
「友達は、しつこい営業に困っているんだって。」
「工事が終わってから、追加請求がかなりあったんだって」
嫌になるくらい、こんな話を耳にしたことはあります。あるいはあなた自身がこんな経験をお持ちじゃないですか?
という私自身も、業界でかれこれ40年近くになりますが、お客様とお話しさせていただいているときに、何十回も耳にして、嫌な思いや、悔しい思いをしました。
その“悔しい思い”ってなんですか?
よくぞ聞いてくれました。私の担当したお客様の知り合いの方から“もっと早く知り合いになれば良かった”“プロとして適切な工法や価格を早く教えてもらいたかった。”そんな声をちょうだいして…
何とかもっとお客様に正しい知識と適正価格を知ってもらえる方法はないだろうか?そんな思いだったんです。
実は私は今までほとんど飛び込み・訪問販売の経験はなかったんです。
別に訪問営業が嫌いではありません。人と話をするのは好きな方ですから。
でも、いきなり、見ず知らずの私なんかと話なんかできますか?
ましてや営業を目的としていたら、その時あなたが私を必要としていなかったら…。ただ邪魔なだけじゃないですか?
それに、一部の業者をのぞいて、訪問販売というのは、“だまし”だと思っていたんです。
それと、“こんにちは”と玄関で声をおかけすると嫌そうな顔・顔・顔…
そりゃそうですよね、頼んでもいないのに、「リフォームしませんか?」「お家の痛みがひどいですよ、このままにしていたら危険ですよ」次から次へと何人も何人も。
正直放っておいてもらいたいですよね。“なんでそんなことあんたに言われなきゃならないの?”あんたに言われなくとも分かっていますよね。訪問される側の身になれば当たり前のことです。こんな理由で訪問販売をあまりしたことがなかったんです。
だいたい飛び込み営業は、ほとんどがお願い営業です。私自身家族でさえ、説得できないのに…
でもなかなかお客様から電話を待っているだけでは商売にもならないし、第一あなたとお知り合いになることもできない。
だから、このようなレポートで、あらかじめ適正価格を明示させていただくことにしました。
そして、少しでもご興味をいただいた方に、工法や適正価格をご理解いただけるような内容にしました。
そうすれば何回もお伺いして、“そろそろどうですか?”“商品のご説明をいたしましょうか?”“お見積はいかがですか?”と嫌な思いをさせずに済むのではないでしょうか?と考えました。
あなたに計画ができたときに、ご予算、工程、工法などの予備知識があれば、一部の業者にだまされなくて済むんじゃないかと思うんです。
もちろん、冒頭でも申しました通り、“信頼ある業者”をご存知の方はそれで結構なのです。
はっきり言ってしまえば、新築以来そんな業者は知らないし、結局タウンページかチラシ、新聞広告などの広告媒体を頼るしかない…そんなときに訪問販売がやってきて「ピンポーン」。
そんな方こそ私の存在を知ってもらいたいのです。
おめがねにかなわなければビシッと追い払えばいいだけのこと。このレポートは少しでもあなたとの垣根を低くするためのものなのです。
2.適正価格を知ってもらいたくて…
価格。値段。これは消費者の方が、一生懸命働いたお金でご自分の大切な住まいを手入れされる訳ですから、少しでも“安いもの”を選択されるのが当然だと思います。
でも、安すぎても不安が募ってしまう。そう思いませんか? 価格というのはそういう意味でとても難しいものですね。
リフォーム工事は、カタログ販売ではありません。例えばあなたが車を買うことになりました。あなたはどんな行動を起こしますか? 各メーカー・販売店ではいろいろな新車を取り揃えていますよね。カタログを取り寄せたり、ショールームに実際にいって試乗してみたり。
つまりあなたは、買いたい車を手で触ったり、見たりして体感できるわけです。週末の楽しいドライブを想像できます。それだけでワクワクすることでしょう。
また、電気製品でもそうです。テレビ、ビデオ、洗濯機、パソコンに至るまでY電気にしても、B電気にしても品揃えは抜群です。これらも車と同様に、商品を直に手に取ってみることができるのです。
そしてあなたが欲しいと思ったその商品。どの店で購入しますか? 同じメーカーの商品で、定価が決まっている。当然同じ商品であれば、安い方を選びますよね。もちろん販売員の接客や、アフターサービスにもよりますが。
もうお分かりですよね。そうなんです。そこなんです。リフォーム工事はカタログ商品ではないんです。また、定価というのも無いに等しいのです。だから、お客様が悩んでしまうんです。
もちろん、リフォームの中にもカタログで商品を選ぶことができて、ショールームで体感でき、定価があるものもあります。たとえばシステムキッチン、システムバス、トイレ、洗面所などのサニタリー商品がそれです。
しかし、これらも工事費は含まれておらず、現場毎に違ってきます。外装などほとんどのものはイメージ商品です。もちろんそれなりにカタログや、サンプルはありますが、家の大きさ、形が違うように下地の状況や痛み具合によって、金額も全然違ったものになってしまいます。また、工法や材料の選定によっても違ってきます。
お客様も実物を体感できない。価格もまちまち。知識もない。だからどれをどう選んでいいか悩んでしまうのではないのでしょうか?
スーパーで大根を買うくらいの値段でできるのであれば(大根も大事ですが)少しの価格の違いがあっても我慢できるでしょうが、何十万円あるいは百万円以上の費用がかかる場合、それでは済みませんよね。
それではいったいどうやって適正価格を知れば良いのでしょうか?
あなたは今まで外装リフォームの見積を、ご依頼されたことはありますか? 新築ならば設計図面があって、その図面の中に仕様書というものがあります。
この仕様書とは、「どこの箇所にどこの商品をどのように使いなさい」という指示書です。ですから、このように新築の場合はたとえ3社から競合見積を取り寄せたとしても、価格の比較ができるのです。しかしリフォーム工事は見る人によって見方が違います。ですから価格に差が出てしまいます。もし知識がなければ、高い買い物をしてしまう場合もあるわけです。
本編ではせっかくレポートをお読みいただいているあなた様に、垣根を低くすることで、少しでも信用いただいて、10年以上保証できる商品の適正価格をご説明させていただきます。
少なくとも塗装において、20年大丈夫という太鼓判を押せるものは残念ながらありません。ましてや半永久的なんて、魔法でも使わない限りあり得ないことです。
だいたい少し考えていただければ分かると思いますが、塗替えというのは、新築から10年〜15年経過して、初めて塗り替えされる方がほとんどです。その塗替えから30年も美観を保つことができるというのは信じがたい話です。
今、関西ペイントや日本ペイントに代表される塗料メーカーが数知れずありますが、最高級の仕様の塗装をしてもメーカー保証は10年です。ですから、塗替えをしてから徐々に劣化が始まりますけど、10年は大丈夫ですよ、と説明するのが深切だと思います。
「モニターにしますから」
「お宅様は通りに面していますから、当社施工の宣伝になります。特別価格にてご奉仕いたします。当社の宣伝になれば、ご近所でも評判です。」よく耳にする言葉ですけど、どなた様にもそういうたぐいの言葉を言っているようです。お気をつけ下さい。
「通常150万円ですが、今回に限り100万円にします」
いかにも今回だけとか、特別だとかを強調したり、50万円も値引きをしたりするのはおかしいと思います。最初お話ししたように定価というものはあってないようなものですから、どの価格を基準に設定しているのかが問題になります。
当然、商売ですから利益無しでできるわけはありません。たとえ50万円値引きしたとしてもきっちり利益は確保しているでしょう。ということは通常は50万円も暴利をとっているのでしょうか?
塗装工事の工事原価のほとんどは、人件費(手間賃)だと考えてください。普通、見積もり価格が適正であれば、10%ないし15%以上の値引きはできないと私は考えます。
ですから、30%も値引きができるとしたら、最初から上乗せしていたり、手抜き工事をするつもりなのかとしか考えられません。
「今やらないと大変なことに…」
「今塗替えをしないと壁が欠落しますよ」「内部の木材が腐ってしまいますよ」「屋根瓦が飛んでしまいますよ」
これらの言葉は危機感をあおって早く契約に持ち込もうとしている言葉だと思います。
確かに建物が劣化して危険な状態にある場合もありますが、そんな場合は塗装どころではなく、もっと根本的な修繕・改修が必要になります。塗装表面の劣化だけですぐ危険な状態になるというのは考えにくく、あくまで“そろそろ模様替えの時期です。ご結核を”ということなのです。
他によく耳にするのは、「今やらないと膨大な費用がかかります」というもの。通常よほどの自然現象(地震や大型台風)でもないかぎり、半年や1年で費用が大きく変わることはありません。
その他いろいろな言葉でお客様の気を引こうとしますが、それらのほとんどは営業成績をあげたい一念からくる言葉です。
もちろんん私を含めて営業成績をあげたいのは誰しも同じことですが、契約を急がせようというのはルール違反あなたが“したい”という気持ちになるのが一番なのです。

あなたが実際に塗替え、外装リフォームをしようと思われたら、ご予算に合わせて業者からお見積を取り寄せることになりますが、ここでは見積書のチェック法からご契約、着工、そして完成、引き渡しまでについてご説明いたします。
見積書にあわせて仕様書・調査診断書も必要
建物は人の体と同じです。人も年齢を重ねるとともに、定期的な健康診断をします。健康診断で発見された病気をよりよい治療法で治療しますね。
建物も同様に定期診断をしなくとも、施工する前には建物の現状を知るために調査診断書が必要不可欠です。そして調査書に基づいて仕様書を作成します。調査診断書・仕様書とご説明すると難しそうですが、要するに「今どこがどのような状態なので、どののような工法で施工します」といった説明書とご理解いただけたらと思います。ただの見積書と金額だけでは、その内容を理解しにくいと思います。原則的に無料のはずですから、調査書・診断書をぜひご請求ください。
見積は全体で
「この部分はまだきれいだからいい」よくこんなお話を耳にします。確かにそれも理解できますが、まずは全体の総額を、見積してもらうことをおすすめいたします。その後でご予算に合わせて不必要な部分を削除すればいいのです。
例えばこんな経験はありませんか? 部屋全体のそうじをした後で、糸くず一つ落ちているのが気になってしまう……それと同じで、全体がきれいになると今まで気にならなかった点も気になることが多いのです。
塗替えはほとんどの場合で足場が必要です。ですから足場が必要な箇所は、その際に一緒にしておくというのも経費の削減につながると思います。
見積は工程毎、施工箇所別に
見積の基本は、お客さんが見やすく書くということです。そしてなるべく詳しく書くということです。
そこで下記の表をご覧ください。
品目数量単位単価金額備考
1足場架設工事搬入・組立・解体共
丸太足場100㎡1,000100,000
2外壁塗装工事
水洗い100㎡30030,000
ひび割れ処理10010010,000壁面・壁面・サッッ周り
ウレタン塗装100㎡1,700170,000
承継金額210,000
上記の表は見積書の一部ですが、施工箇所別、施工内容別に内訳を詳細に表しています。
つまり、「どこに何をどうすれば、どのくらい費用がいります」ということを明確にする必要があります。
見積の数量と単位
塗装替の場合、数量を表す単位として主に㎡(平方メートル)、m(メートル)、一式、箇所、人工(人夫)などがあります。
㎡は外壁・屋根などを表しますが、要するに縦×横の単位です。
一式ですが、これは一言で言うと「ひとまとめ」という意味です。例えば1㎡あたり単価1,500円の商品があったとします。数量が100㎡などまとまってあれば、150,000円となりますが、10㎡以下ぐらいになると、金額は15,000になります。この金額では採算が合わないわけです。そこで「ひとまとめ」=一式として割高料金になってしまうのです。
しかし、家全体の塗装替をする場合は別です。たとえ塀が5㎡ぐらいしかなくても、家全体の総額からすれば十分採算が合うわけですから、一式料金にはならないのが通常です。
数量は他にもいろいろな表し方がありますが、一式よりも細かい数量で明細を表すのが良心的と言えるでしょう。
見積書の中の諸経費は…
一部の業者では諸経費の項目で利益を上げるという場合もあるようです。諸経費の内容は業者によって異なりますので一概には言えませんが、通常工事費の5%〜10%程度です。
さあいよいよ契約へ…
口約束はとにかくトラブルの元です。簡単な工事の場合でも、明細をきちんと書いた見積書または契約書を取り交わすことが大切です。言った言わないのトラブルをよく耳にすることがありますが、そんなことにならないよう、工事範囲・金額・支払い条件・工期などを明記した契約書を取り交わすようにしましょう。
着工から完成へ
外装工事の工事期間は、家の条件などでまちまちですが、工事期間をきっちりと確認することが必要です。
また、工事期間中の注意事項(洗濯物や家の出入りなど)もよく確認しましょう。当然のことですが、着工前には近隣の方にもご挨拶をします。
工事期間中にあなたが疑問に思ったことなどはすぐに聞くこと、確認することが大切です。言いにくいとか任せてあるからとかは禁物です。
最初にお話ししたとおり、カタログ商品ではありません。職人が現場で作り上げていくものです。あなたとのイメージの違いがある場合もあるはずです。何でも聞いてください。
また、工事内容の変更や追加がある場合も同様です。ただ私の経験からお願いしたいことは、新たに確認したいことや、追加がある場合には営業担当者に聞いてほしいのです。 職人にはなるべく言わない方がいいと思います。職人に指示するのは、あくまでも営業担当者であり、それ以外の方に指示されると、誰の言うことを聞けばいいのか、あいまいになってしまう場合もあるからです。
また、追加がある場合は、後凄惨にせず、その度に金額を確認してください。
よく営業担当者と工事管理責任者(現場監督)が違っている場合がありますが、私に言わせれば原則的に見積時から引き渡し、アフターメンテナンスにいたるまで同じ人が担当するべきだと考えます。
新築から10年近く経過するといろいろな箇所に痛みが生じてきます。これらが今すぐ危険ということはありませんが、そろそろ塗替え時という合図です。それでは具体的にどんな危険信号があるのかご説明いたします。
1. 屋根(コロニアル・スレート・モニエル・カワラボー金属屋根共通)
屋根の種類については、下地処理の章でご説明します)
色あせ:
屋根の劣化の特徴として一番よく見受けられるのが、色汗です。屋根はどうしても直接、雨・風・紫外線など直接的に自然現象を受けるので、痛みは比較的早いです。
そり・ゆがみ:
屋根の表面塗装はその塗膜によってあらゆる外敵(自然現象)から屋根を守ってくれます。瓦は太陽熱を吸収します。色あせした瓦(主にスレート瓦)は、雨・紫外線を吸収してしまい、そり・歪みが見受けられるようになります。
錆・はがれ(金属屋根):
表面の錆だけだと思われがちですが、錆をそのまま放置すると内部まで浸食し、塗装だけでは処理できない場合もあります。
瓦の裏:
古い屋根の場合は、瓦の裏側にしかれているフェルトが劣化していますから、それが原因で雨漏りしてしまっている場合などは、いくら瓦の表面を塗装してもコーキングしても、雨漏りはなおりません。この場合は塗装でなく、たとえ一部でも瓦の葺き替えをしなければなりません。
2.木部(破風・窓枠・鼻隠しなど)
はがれ:
木部で特徴的なのはこのハガレです。まるで花が咲いているようになっていますが、これは木が呼吸しているからです。木部内部から空気を出してやろうとしているため、塗装表面が劣化して、弱くなっているところからはがれてきます。
木部の腐り:
表面の塗装のハガレだけでなく、直接雨などの漏水によって木が腐ってしまいます。
3. 外壁(モルタル・サイディングボード・鉄板共通)
(壁の種類については下地処理の章でご説明します。)
カビ・藻:
立地条件にもよりますが、湿気が直接的な原因なのは言う間でもありません。結露などに起因するものもあります。
チョーキング:
塗装表面を手でこすってみると、白い粉状になっているのがチョーキングと言われる白化現象です。塗装表面が自然現象で劣化し、本来のつやを失ってしまうとこうなってしまいます。表面塗膜がそろそろ寿命という典型的な症状です。
*塗装仕上げには材質によって艶ありと艶消しがあります。仕上げパターンの違いですから、このチョーキングは艶ありの塗装に現れます。この艶ありとなしについては仕上げの章でご説明します。
色あせ:
外壁もその方角(東西南北)によって自然現象の受け方が違ってきます。どうしても直接紫外線を受けやすい面から、色あせが出てきます。もちろん汚れもそうです。
モルタル壁のひび割れ:
新築時において、塗装面の下に左官がモルタルを塗ります。このモルタルは水を使いますので、新築以降、年月を経過するとその水分がなくなり表面にひび割れがおきてきます。これを建物の伸縮と言います。この建物の伸縮は10年〜15年程度経過するとおさまりますので、伸縮のひび割れはあまりおきなくなります。ただ建物自体が振動しますので、新たなひび割れがおこらないとは限りません。また、このひび割れからの漏水が内部の構造体(木部)を腐らす原因にもなりかねません。
サイディングボードの亀裂:
サイディングボード壁のひび割れは基本的にはありません。しかし、サイディングボードは現場で貼り合わせていきますので、その貼り合わせ部分には弾力のあるコーキングを打っていきます。このコーキングは年月を経ると硬化します。先ほどもお話ししたように建物自体は伸縮・振動しますので、コーキングは切れてしまいます。漏水すれば内部の構造体(木部)を腐らす原因にもなりかねません。
鉄板壁の錆・腐食
表面の錆だと思われがちですが、錆を放置すると内部まで浸食し、塗装だけでは処理できない場合もあります。
4.その他の部分の危険信号
雨戸:
雨戸は焼き付け塗装の工場製品ですが、年月とともに色あせなどが見受けられるようになります。
樋(とい、とよ):r
これは塩ビで塗装品ではありませんが、樋受けのバンドや金具がさびていたり、塩ビ館も硬化して色あせやひび割れがおこる場合もあります。
軒裏:
軒裏は湿気がおきやすいので、カビ・藻などの現象が見受けられます。
以上お話ししたようなものが主な危険信号ですが、これら以外にもいろいろな現象があります。また、これがすぐに危険につながるというようなことはありませんが、亀裂からの漏水、モルタル壁の欠落や浮きなどには十分注意が必要かと思います。
高圧水洗洗浄
年月が経過しますと、汚れ・ホコリ・カビ・藻などが発生いたします。簡単に言うとホコリ落しなのですが、かなりの高圧で洗い流さないと意味はありません。この水洗いによって汚れなどを落とし、現状の壁面と仕上げ塗装材との付着強度を高めることができます。
モルタル面のひび割れ
先ほど説明しましたように伸縮・振動などで亀裂が生じます。今後の伸縮・振動にも対応できるよう弾力のあるコーキングを指で亀裂の中に擦り込みます。 また亀裂表面に約1cmのコーキングを打ちます。
サイディングボード目地の亀裂
亀裂の入ったコーキングを除去します。除去した目地部に専用の接着剤を塗ります。接着剤の乾燥後、弾力のあるコーキングを打ちます。
基本的な下地処理は水洗いとひび割れの処理になります。
しかし、外壁材や外壁仕上げ材によって下地処理は違ってきます。次にそれぞれの外壁仕上げ材による下地処理についてご説明いたします。
砂壁状の仕上げ材の下地処理
砂壁状というのは、リシン・スタッコなどがありますが、これらはいずれも撥水性(水をはじく力)がなく、どうしても吸い込みがあるため、吸い込みを防止する必要があります。これをがアンダーフィラーという下地調整材です。
吸い込みのない仕上げ材の下地処理1
(吹き付けタイル・サイディングボード塗装品)
工場で塗装されたサイディングボードや吹き付けタイルなど、比較的吸い込みのない下地に関しては、基本的に直接仕上げ材を塗装しても問題はありません。しかし、表面がザラザラしていたり、チョーキング(白化現象)が著しい下地についてはシーラーという白色系(または透明)の下地調整材を塗ります。
吸い込みのない仕上げ材の下地処理2
(金属サイディング・鉄板)
これらの壁材にはまずケレンといわれる目荒らしをします。これは紙ヤスリで表面をこするような処理で、表面をザラザラにします。なぜケレンが必要かというと、金属系の壁はいわゆる鏡面(鏡のように表面がつるつる)であるため、付着強度がありません。そこでケレンをすることによって表面に軽く傷を付け、傷の中に塗料をくい込ませるのです。
また、表面に錆が発生している場合は、当然錆び止め処理が必要です。錆止め塗料にもいろいろありますが、エポキシ系錆止めをおすすめします。これは内部に浸透する錆止めで、表面の錆だけでなく、内部の浸食を防いでくれます。
その他いろいろな下地がありますが、基本的にはシーラーやアンダーフィラーなどの下地処理剤で付着強度を高める必要があります。また、木壁などはケレンの上、吸い込みが激しいため下塗りが必要です。
高圧水洗洗浄
年月が経過しますと、汚れ・ホコリ・カビ・藻などが発生いたします。簡単に言うとホコリ落しなのですが、かなりの高圧で洗い流さないと意味はありません。この水洗いによって汚れなどを落とし、現状の壁面と仕上げ塗装材との付着強度を高めることができます。
いずれも下地処理方法は同じですが、屋根専用のシーラーを塗ります。特に、2度目以上の塗替えをされる屋根については、浸透性シーラーを塗ります。なぜかというと、現状の塗料より強い仕上げ材を塗ると、以前塗った塗料をはがしてしまう恐れがあるからです。そのためシーラーを浸透させ、下地を固めてしまう必要があります。
また、スレート瓦に特有ですが、表面がザラザラしている場合には、カオチン系フィラーというセメントのような材料で表面を調整する必要があります。
金属屋根(カワラボー)
外壁の項の金属サイディングと全く同じ方法で下地処理をします。
重複しますが、同じことを書きます。まずケレンといわれる目荒らしをします。これは紙ヤスリで表面をこするような処理で、表面をザラザラにします。なぜケレンが必要かというと、金属系の壁はいわゆる鏡面(鏡のように表面がつるつる)であるため、付着強度がありません。そこでケレンをすることによって表面に軽く傷を付け、傷の中に塗料をくい込ませるのです。
また、表面に錆が発生している場合は、当然錆び止め処理が必要です。錆止め塗料にもいろいろありますが、エポキシ系錆止めをおすすめします。これは内部に浸透する錆止めで、表面の錆だけでなく、内部の浸食を防いでくれます。
その他基本的に塗替えのできない瓦があります。それは、洋瓦のような陶器状の屋根、特殊な金属屋根です。ただし、どうしても塗替えできないということはありません。
雨漏りについて
屋根については、前章でも説明しましたが、建物の中で最も大事な部分ですから、予算等の関係で外壁は後回しにしたとしても、屋根のメンテナンス(手入れ・修繕・修理)だけは充分にしておくべきだと思います。
特に、雨漏りしている場合は必ず直しておかなければなりません。いつまでも放置しておくと取り返しのつかないことになることがあります。
雨漏りで一番難しいのは、原因を特定することです。多くの場合、原因を特定することができなくて、「多分これだろう」と思ってメンテナンスをしてみます。これで直れば良いのですが、直らない時は、やったことが無駄になり、代金もいただきづらくなります。
ですから、経験上、雨漏りに関してはできれば関わりたくないという業者が多いのです。しかし、お客様の困っていることを解決するのが業者としての良心であり、プロとしての心構えですから、直るまでつきあうのが引き受けた業者の責任だと思います。
めでたく雨漏りが直ったときは、私も本当にうれしくなって、お客様と一緒になって喜ぶことができます。
専門的な難しいお話におつきあいいただいてすいません。もう少しこのままおつきあいください。
さて、下地処理もおわりいよいよ仕上げ塗りです。
仕上げ塗りの種類は何十種類もありますが、ここでは戸建住宅に主に使用される仕上げ塗料をご説明します。
仕上げ材には外壁用・屋根用にそれぞれ専用塗料があります。でも基本的に材質は同じです。材質というのは専門羽用語でいうと樹脂ということなんですが、具体的にいうとアクリル樹脂とかウレタン樹脂というのがそれです。
つまり、外壁用のアクリル・ウレタン樹脂とか、屋根用のアクリル・ウレタン樹脂ということです。そこでこの章では外壁・屋根に分別せずに、アクリル・ウレタン樹脂など樹脂別にご説明します。
塗料の美観を保つのは“艶(つや)”が命
でもピカピカ光るのは嫌い…
「艶が命といわれても、私の家の外壁はもともと艶のない塗料(スタッコやリシン)を使用していて、家のイメージは変えたくない。それにあまり艶を出して家がピカピカ光るのは嫌い」
おっしゃることはよくわかります。私も何度かこういう相談を受けたことがあります。そこでナド型塗料というのがあります。ここで詳細は説明しませんが、防カビ・防藻性能を持った塗料で、艶消し塗料です。それに耐候性(自然現象に耐える力)も兼ね備えており、今のイメージをあまり変えたくないという方にはもってこいでしょう。
なぜ艶が命なんでしょう?
前にお話ししましたが、家は絶えず外敵(雨・風・紫外線など)にさらされています。
ですから、耐候性が少しでもいいもの、長持ちさせるものが長期間美観を保ち家の寿命を延ばすものといえます。そういった意味では艶がなくなってくることによって、撥水性がなくなって雨が浸透しやすくなったり、紫外線を吸収しやすくなったりします。
それでは、樹脂別に艶持ちの差を見てみましょう。
グラフを見ていただくと分かりますが、塗替え時にはどの樹脂でも艶は100%です。年月を経るとともに艶持ちの差は歴然としてきます。一般的にフッ素で15年以上、シリコンで15年近く、アクリルでは5年といわれています。現在ウレタンが主流になっていますが、それは10年はもたせたい、ということからです。費用的に考えると、仕上げ材そのものではアクリルとウレタンで1.5倍以上、アクリルとシリコンでは2倍近く違います。でもよく考えてください。今までお話ししたように、塗替えには足場や下地処理が必要です。そういった費用はアクリルであろうとシリコンであろうと同じです。塗替え総費用から見ると塗料の価格の差は15〜20%の違いになります。
それに長い目見ると、持ちが歴然と違いますから、費用がかさむことはありません。そういった意味でも塗料は最低限ウレタン樹脂以上のものをおすすめします。
ひび割れが気になるなら弾性(ゴム)塗装
モルタル室の外壁は、クラック(ひび割れ)の発生が欠点です。ここから雨水が侵入して、内部の柱やボードなどを劣化させてしまう原因となる場合もあります。弾性塗料でも大きなヒビはカバーできません。ヘアークラックといって、髪の毛程度のクラックは充分にカバーしますが、2mm以上のヒビの発生はカバーしきれません。しかし、モルタル外壁には、目に見えない無数のヘアークラックがあるといわれていますから、これをカバーできるのですから充分に効果は期待できます。
弾性塗装は、表面がゴム質でできています。一般的にはサイディングボードの壁には使用しません。なぜなら、ボード目地部は別として、サイディングボードにはひび割れがおきないからです。
弾性塗料はモルタル下地のようにひび割れ・亀裂が目立ち、コーキング補修をしても再びひび割れてしまう恐れがある場合に用います。ゴムのように弾力があるため、表面にはひび割れがおきにくいのです。
水性と溶剤系ってどちらがいいの?
塗料には水かシンナー(溶剤)を混ぜて、希釈・撹拌して使用します。水を混ぜて溶かすものを水性、溶剤を混ぜて溶かすものを溶剤系といいます。
よく耳にするのがどちらが長持ちするのか?どちらが高価なのか?という話ですが、結論から言えば、どちらも同じです。
20年くらい前までは、ほとんど溶剤でした。その頃は壁・屋根の仕上げ塗料は溶剤の方が耐候性がよく、長持ちしました。しかも、水性は乾燥が遅いので溶剤系が主流でした。
しかし、現在は住宅が密集していたりして、溶剤を使用するとシンナーの臭気でご近所に迷惑がかかってしまいます。また、地球規模で叫ばれている環境問題。残ったシンナー・塗料の廃棄場所の問題が指摘されています。そこで各メーカーも溶剤系に劣らない水性塗料の開発に力を入れるようになり、現在ではどちらでも変わりはありません。
塗替えの一番いい時期・季節は?
限られた季節はありません。「梅雨と冬期はさけた方がいい」とよくいわれます。確かに梅雨時期はさけた方がいいでしょう。
でも冬期というのは天気も安定していますし、空気も乾燥していますから、リフォーム工事に不適ということはありません。
しかも1〜2月頃は業者も比較的暇ですから、それだけ余裕を持って仕事をしてくれます。
ただ、天候が安定しているという意味では春・秋が一番適しているといえるでしょう。
意外と難しい色決め
せっかくの10年以上に一度の塗替えです。あなたの気に入る仕上げでなければ満足できませんね。その意味でも色決めは重要です。業者によっては見本カタログのみで色決めをしているようですが、それは避けた方がいいと思います。カタログの色見本の大きさは2cm角程度の大きさです。あなたはそれで家全体の仕上がりを想像できますか? また、パソコンを使用し、仕上がりのイメージ写真を作成することもできますが、これも参考程度にしましょう。実際の仕上がりとはやっぱり異なります。
そこで、まず見本カタログからあなたの好きな色を何点か選びます。それを実際の塗料を使って30cm角ぐらいのサンプル板を作成してもらってください。(もちろん無料のはずです)
ここで重要なのは、そのサンプル板を外で日光を当てて見て確認するということです。室内で見るのとは全然違 いますのでご注意ください。
最後になりましたが…
読んでいただきまして、ホントにありがとうございました。
いかがでしたか? 少しでもお役に立ちましたらうれしいのですが…
「長すぎ!」とのご意見もあると思いますが、ちょっと考えてみてください。
このレポートを読むのにどれくらいの時間がかかったでしょう。1時間ですか? 2時間ですか? それとも半日?
普通、リフォームを計画してセールスマンの説明を聞くのにどれくらいの時間がかかるでしょうか? 一通り聞いても、一回だけではなかなか分かりにくいことはないでしょうか?
それに、何回も何回もセールスマンが訪ねてきて鬱陶しいことはないですか? かといってありきたりのノウハウ本では、やたら専門的な言葉ばっかり並べていると思います。
このレポートは、手前味噌ですが、あなたが暇なときに、セールスマン(私を含めて?)に会うことなく、専門的な知識を得ることができるように、分かりやすく説明したつもりです。それも何度も読むこともできる。そして、あなたがリフォームを思い立ったときには、きっとだまされることはないでしょう!
施工エリア
千葉市、中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区、
銚子市、市川市、船橋市、館山市、木更津市、松戸市、野田市、
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白井市、富里市、南房総市、
匝瑳市、香取市、山武市、
いすみ市、大網白里市、印旛郡、酒々井町、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、
横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町