シリコン塗料とウレタン塗料の比較
- 山口 学
- 2016年7月22日
- 読了時間: 2分
それぞれの塗料について深く見ていく前に、簡単にシリコン塗料とウレタン塗料の
比較をしましょう。
シリコン塗料
価格相場(30坪の場合)約87万円
外壁耐用年数10~15年
屋根耐用年数8~10年
メリット
耐候性が高い
汚れがつきにくい
色あせしづらい
デメリット
塗料が密着しづらい
ひび割れを起こしやすい
木部などに塗る事が出来ない
ウレタン塗料
価格相場(30坪の場合)約72万円
外壁耐用年数7~10年
屋根耐用年数5~7年
メリット
光沢がある
様々な場所に塗る事が出来る
密着性が高い
シリコンに比べて若干安い
デメリット
黄変する可能性がある
湿度が高いと使う事が出来ない
耐用年数がシリコンと比較して短い
簡単に並べると上のようになります。しかし、一点注意点として、価格相場や耐用年数に関しては、だいたいの目安とお考えください。シリコン塗料、ウレタン塗料ともに良い物から悪い物まであり、少しでもシリコンが入っているだけでシリコン塗料として売り出す業者も塗料メーカーも存在します。
あくまで「シリコンの方が若干価格が高めで耐用年数も長め」ぐらいの認識でとらえておくと良いでしょう。また、メリット・デメリットに関しても、一般的にそのような傾向があるという事ですので、ご了承ください。
ちなみにそれぞれの塗料メーカーのパンフレットの見出しなどは基本的にあまり当てになりません。例えば「優れた防汚性」「驚異的な耐候性」「非常に高い作業性」など、よさそうな文字が並んでいます。良いように書いてあるのがパンフレットの役割だから仕方ない事なのですが、「優れた防汚性」と「抜群の防汚性」だとどっちがより汚れにくいのかよく分かりません。それ故、パンフレットをざっと見ただけではあまりよく分からないので、それ以外の試験結果の数字の部分や、業者さんとの相談で塗料を決めると良いでしょう。
EndFragment